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震災で傷ついた子ども達「PTSD」って何?

関西学院大学 人間福祉学部 社会福祉学科
池埜 聡教授にお話を伺いました。


「阪神・淡路大震災」で傷ついた人達を支援
ボランティアをしながらストレス研究
(6月6日)

当時、アメリカに留学していた先生は、4日間の予定で、たまたま一時帰国。
その時に、被害の大きかった神戸市東灘区で被災。体が2メートル近くも飛んだそうです。その後、3週間日本に留まり、アメリカに帰られました。
が、それから思いもよらぬ様々な症状が現れました。

眠れない、本が読めない、イライラする、震災のニュースを見ると涙する・・・

「急性ストレス障害」と言われる症状です。
その根底にあったものは「罪悪感」
自分だけアメリカに帰ってきてしまった。”落ち着いた社会で生活している自分が許せない” その思いが罪悪感となって出ていたのです。

その被災体験と、アメリカの精神保険機構でソーシャルワーカーとして働いていた経験を生かそうと、再び日本に戻り被災地を回ってボランティアをしながらストレス研究を始められました。

Q 心的外傷(トラウマ)ってどんな病気ですか?
A トラウマを定義するのは大変難しいです。
  最近のトラウマ研究では、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を持っている
  人、それで長年苦しんでいる方の症状をもって「トラウマ」「トラウマ被害」という言
  葉に置き換えられていきました。


Q PTSDというのは、どんな症状ですか?
A フラッシュバックと言って、突然その記憶が甦り、体も精神も疲れてしまう。
  そういう被害にあった場所や、それを思い出させる物、人を避けていく。
  被害にあった場所が会社や学校なら、そこへ行けなくなってしまう事もあります。
  ただし、そういう強いストレスを受けてから1ヶ月以上経っても、そういう症状が続く
  人がPTSDと診断されます。

どんな健康な人でも似たような症状が出るそうです。それは「急性ストレス障害」と言って、むしろ正常な反応としてみていく必要があります。
人間は回復力をもっているので、元の日常の生活に戻れた人は、PTSDとは言いません。


Q ストレスから早く回復できた方は、被害の程度と関係がありましたか?
A 同じような被害を受けた人でも、PTSDになったり、生活が元に戻らず病んでしま
  う方と、こころの痛みをもちながらも積極的に人生に向き合っていく方、2つに分か
  れていました。
  その要因は何なのか。
  被害の程度やサポートの度合いなど影響要因。そして、もうひとつ。
  その方が育ってきた環境、特に幼少期の養育者との「愛着関係」が、ストレス
  に耐える力、克服する力に大きな影響を及ぼすということが実証されています。

つまり、同じストレスを受けても、幼少期にキチンとした豊かな愛着関係やしっかりとした信頼関係を学んだ方は、その後の人生の中で回復する力を持っている。
逆に、「暴力」「虐待」「ドメスティックバイオレンス」といった逆境環境に育ち、愛着関係を結べなかった方は、ストレスに脆弱になる傾向があると言われているそうです。

トラウマ被害の回復、援助をする時に、「愛着」がどうだったのか、という視点が見逃せなくなっているそうです。


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チャイルドサポートバンク

Author:チャイルドサポートバンク
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